部活を辞めて

先月の始めに1年間所属していた部活を辞めた。辞めた主な理由は部活で任される仕事が多くなったことともう1つ所属している部活とLGBTsのサークルとの掛け持ちが難しくなると考えたからだ。

部活での仕事はマネージャー以外に会計、広報(公式のTwitterFacebookInstagram)、学校行事の実行委員などだった。忙しくて死にそうとまでは行かなかったがやらなければいけないこと、に追い込まれすぎて度々過度に精神的に疲弊してしまっていた。また、ここ1年はかなり精神的に不安定だと自覚があるためもし私が倒れてしまったりする前に会計などの重要な業務は私じゃない人に引き継いでもらわないと、とも思っていた。

他にも関西以外の地域でオフ会を開催したりライブに行くためにバイトを増やしたかったし来年は進学のために引っ越しをするためその費用もできるだけ稼ぎたい。親にノンセクであるとカミングアウトした後に勘当でもされたりしたら生活出来ない。そのための貯金もこっそりしておこうとも考えている。

 

色々なことを考慮した上でとりあえず「サークルに専念したい」と言う理由で退部した。

しかし先日幹部の引き継ぎのため部活に行った際、部長、副部長の先輩から「辞める理由をみんなの前できちんと説明して欲しい」と告げられた。

部活ではOGとの繋がりが深く、私が辞めることに対してかなり小言を言われてしまったそうで、確かにサークルのため辞めるとはみんなには言ったがどんなサークルであるかまでは部長、副部長以外には言ってない。いや、言えなかった。

 

LGBTsのサークルであること。私はノンセクシャルであること。

 

この短いたった二文を知り合いの前で言えるほどまだ私は強くはない。学内での発表だって知り合いが居ないが故にノンセクシャルであることや過去の辛いことが言えた。

でも伝えなければと思ったのがOGから「部活ならまだしもサークルのために辞めるとなると理由が軽い」と言われたからだ。

 

 

軽いって、どういうこと?

私が毎晩泣いてることも、死にたいと思いながらも死ねずにこうして生きていることも傍から見たら滑稽でしかないのだろうか。そうやって苦しんでる中でもノンセクシャルであると知らずに悩んでいる人やノンセクシャルであると悩んでいる人のために認知度を上げるための活動をしたり悩みを相談できるようにオフ会を開催しようとしているのも部活に比べたら遊びでやっているように見えるのだろうか。

 

「当事者じゃないからそんな事言えるんだよ」

 

そう胸ぐらを掴んで反論したかった。軽いだなんて思っている自分の考えの方が100倍軽いと思い知って欲しかった。なんで、あんたみたいな人の方が普通なんだ。私はずっと不安と戦いながら苦しんでるのに。

 

 

 

先輩からは後日また部員の前で説明する機会を設けてくれると言われた。そこで私は何を伝えるべきだろうか。とりあえずLGBTノンセクシャルについてのパワーポイントでも作ってやろうかなんて考えている。